日々

いしいしんじさん

大好きな糸井重里さんの大好きなブログ『ほぼ日』で、何とこれまた大好きないしいしんじさんの小説が1日2ページずつ、更新されて読むことができる。

これは、すすす~っと小説が1冊読み進められるのと違って、「え、今日これで終わり?次は、次の展開は?!」ってなるので、たまらない。

それも、あるときたまたま自分の押し入れの中にあるあなを発見し、覗く、というところから始まっている展開。もう、わくわくしないわけもない。





いしいしんじさんの世界観って、とっても好きだ。
なんというか目が、心がくぐもっていない大人、という印象で。

いしいしんじさんの本の中でも、やはり『トリツカレ男』と『ぶらんこ乗り』は最高。

どちらも、現実的にはちょっと出会えないタイプの登場人物。
でも、とにかく魅力的で愛くるしい。
こんな人に会って、ずっとお話を聞いてみたい、と思うような人ばかり出てくる。
こんな人はいなさそうだけど、世界のどこかにはきっといるんじゃないかって、思う。
誰かれの心の中にある、そういう『部分』をうまいこと”表出”したような人たちが出てくる。

例えば、ぶらんこ乗り、に出てくる「弟」は、この世界と、この世界ではないところを行ったり来たりしているが、だれしも、常にではなくともそういう時ってあると思う。
自分ではうまく表現できない、非現実感とか、夢、とかそういうものをいしいさんはわかりやすい言葉ででもずばりと表現してくれる。
必ずしも見えているものだけが現実でそれ以外はまったくの空想であるかというと、きっとそんなことはなくって、夢と現の「あわい」みたいな部分をうまーいこと、書いてくれるんだな。

それから、「トリツカレ男」は、実際に存在したら、すごいストーカー的な男みたいだけど、誰の中にもああいう情熱的でどうしようもないストレートな想いを伝えたくってしょうがない、って部分ってある。とにかく、ちょっと極端でもとびっきり魅力的で、純粋に「ああ、こういう人に愛されたいな」って思うような登場人物を、いしいさんは書いてくれる。


誰かの考えた物語を読んで、自分の心が温かくなるって、本当にすごいことだと思う。


と、最近幸せだったこと。
   いしいしんじさんの小説、でした。

早く「ふしあな」の続きが読みたい!
  ↑ 糸井さんの思うつぼ、な読者です。
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by desreelove | 2010-10-03 16:07 | 本、映画、絵画、音

2012年4月よりカナダトロントに住んでいます。
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