日々

Les Freres

友達と、ピアノのコンサートに行ってきた。
「ぴあののこんさーと」
というには余りにも、異色だったけど。

レ・フレールという、兄弟によるピアノデュオ。

音について、それも自分自身が生で聞いたものに対して、感じたことを言葉で表現するのはあまりにも難しいので、今回は、彼らの演奏と、あの場にいて感じたことを。




といいつつ結局は!
これを読んでいるあなたに、直接聴いてほしい!!
ってだけなの。ハイ!
もう、以下読まなくっていいです笑。
 ↓
 ↓


ピアノが、だいすきなんだなあと。
よ~く伝わってきた。

一曲目を引き終わったところで、とっても珍しいハプニング。
低音の弦が切れて、しばし修理。
このため、、、二人はお話をしてつながなくてはいけなかった。
トークは完全に、素人。
「いやあ、まあ、それにしてもですね…」とかって、微妙にあいてしまう。
持て余す”間”に、お客さんが笑ってしまうほど。
それにしても、コンサートほとんどやったことないのです的な口下手さに
むしろ好感を覚えたなあ。

そして!
その口下手さとはうって変わって、ひとたびピアノの前に立つとその堂々と
した演奏といったら!

テクニカルな問題ではない。
どれだけ正確にどれだけきれいに、どれだけ上手に弾けるか、ではない。
どんな素晴らしい先生に習ったか、ではない。

どれだけ、好きか、なんだ。

彼らを見ていたら、そんな気がした。
だってもう、弾いている間中、満面の笑み。
子どもが何か遊びに夢中になっているような懸命さと、楽しくて楽しくて仕方が
ないといった感じの大声で笑い出しそうな雰囲気。
お互いの呼吸を確認し合ってさらに広がる音、音、音。
せめぎ合う様で融合する。
二人の2本ずつの手は絡み合い、折り重なっては奇跡的な調和を生み出す。

一人に手が4本あるならできるかというと、絶対無理だ。
違う脳が2つあって、互いの脳が2本ずつの手を動かして、そしてその脳と
体と心が、限りなく一つに近づいて、あの劇的な演奏になるんだな。
1+1が2以上になってる!!

二人でキャッキャしながら遊んでいるようにも見えたし、いや、ピアノ君も入れて
三人で遊んでいる、という方が近いかもしれないかな。
ピアノ君をくすぐって、そんなにいろんなところから音を出させてあげるなんて、
ニクイヨ。


彼らはとても、プロ意識が高いのだと思う。
それ以上に、音楽が好きだという気持ち、自分が楽しむという気持ちが強いのだと思う。
もう、大人気で何度も何度もコンサートをしているベテランピアニストなのに。
私は初めてコンサートに行ったけど、きっと初めて二人がデュオを結成した時からずっと
変わっていないものがあるのだと思う。

誰でもおいで、一緒に楽しもう。
なんたって、俺、自分が一番音楽と戯れるのが大好きなの!
っていうかんじ。
なんというか、開かれている。
プロ音楽家に対する今までの私のイメージというのは正直、もっとびしっとクール、しゃきっと
ばっちり、完璧で、かつ情熱的。
孤高なる存在。
っていうもの(貧困ですわね、イメージに偏りが…)。

でも、彼らのようなスタイルは、出会ったことがなかっただけかもしれないけど、うん。
とっても、私、好きだ。

そしてそして、彼らにとってのピアノみたいに、私も、生きていくうえで本当にやりたいことを
できるようにしなくちゃって、強く思った。

イイものはイイ。
好きなものは好き。
やりたいことはずっとやりたい。

これは、間違いないことなんだなあ。
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by desreelove | 2009-10-02 20:45

2012年4月よりカナダトロントに住んでいます。
by desreelove
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